道具の準備とご挨拶
入り口でご挨拶をして入室したら、まず書道道具を準備します。自分できちんと並べることで、自立心や丁寧さが自然と養われていきます。背筋を伸ばし、静かに気持ちを落ち着けて「お願いします」と大きな声で元気よく始まりの挨拶をします。ふでともかきかた教室は挨拶や礼儀を大切にします。
先生の 話を聞く
まず今日の文字をみんなで読みます。文字の読み方をしっかりとらえた後は楽しくことばあつめをしたりひらがなカードを読んだりして、文字を言葉としてとらえます。
その後、先生が字を書きながら、書き方の説明をします。目の前でとめ、はね、はらいを見せるのでどのように書いたら良いかがよくわかります。先生のお話をしっかり聞くこともとても大切です。ふでともかきかた教室は、定員6名の少人数制で子どもたちに聞く力を身につけさせます。
生徒が筆で書きます
水書道の半紙に大きく1文字を書きます。紙には十字の点線が入っているので、形をしっかりととらえることができます。
手本をすぐ横に置いて書きます。書道では当たり前の事ですがこのことによって観察力がつくのです。すぐ横にお手本があるので、子どもたちはお手本と自分の書いた字を見比べながら「ここがうまくかけた」「そこがうまくいかなかった」と自分で評するようになります。講師は、「うまくかけたところ」を褒めるとともに、「うまくいかなかったところに自分で気づけたこと」を褒めてあげます。そして、どうすれよかったかを一緒に考えて子どもに示していきます。
清書の時にうまくかけたときの子どもの喜びはひとしおです。こうした体験を通しながら、観察力、判断力、自己解決能力なども育まれていきます。書道は正しく美しい字を書くことができるようになるという以外に様々な能力の基礎を自然と養っていくのです。
書道道具の片付け 鉛筆の用意
自分道具を自分で片付けます。
プリントに書く
年中用と年長用は、違うプリントになります。特に年長用には「ことばあつめ」のコーナーがあり、自分で考えた言葉を書いていきます。その際個々の進み具合に応じて、濁音、半濁音、拗音、促音、カタカナなども指導していきます。筆で学んだ字をすぐに鉛筆で練習することにより普段の字に反映させていきます。このことは「ふでともかきかた教室」のもう一つの特徴です。
きめ細やかに見て回り、鉛筆の持ち方、姿勢などもチェックします。
終わりのごあいさつ
「きをつけ」背筋を伸ばし、気持ちを落ち着けて、スーッと深呼吸
「これでかきかた教室をおわります。」
「ありがとうございました。」
締めくくりの挨拶も大切です。